2009年4月27日月曜日

草なぎその後2題-2

「家宅捜索」までした警察の狙い
2009年4月27日(月)10時0分配信 日刊ゲンダイ
 たいした事件でもないのに、赤坂署はなぜ草なぎ剛の自宅マンションを家宅捜索したのか。「クスリでしょう。草なぎが逮捕されたのも、あまりに意識もうろうなので“もしかしたら”ということです。尿検査の結果、クスリは出なかったという。でも念のためにということで、自宅も調べたのです」(報道関係者) 俳優の中村雅俊の息子など、このところ立て続けに芸能関係者が大麻所持で逮捕されている。彼らは、麻布の共通の「売人」の名を口にしているが、どうしてもシッポがつかめない。当局は、わずかなヒントでもつかもうと必死なのだ。「何か出てくればもうけもの。出てこなくても、公然わいせつ罪の裏付け捜査という言い逃れができる。それで異例の家宅捜索に踏み切ったようですが、何も見つからず、30分で終わってしまいました」(前出の関係者) とりあえず“フルチン”以外は容疑がないので、24日午前、東京区検に身柄送検され、釈放される。(日刊ゲンダイ2009年4月24日掲載)
「総務省」SMAPにチヤホヤしたツケ
2009年4月27日(月)10時0分配信 日刊ゲンダイ
 草なぎ剛の“フルチン逮捕劇”に真っ青なのが、総務省やテレビ各局の地デジ関係者だ。 そりゃそうだろう。草なぎは、07年6月から地デジ普及のメーンキャラクターを務めてきた「地デジの顔」だった。それがテレビCMからポスター、チラシまで全部使えなくなるのだから、まさに想定外。損失はウン百億円は下らないという。「実は、草なぎ逮捕の一報が入った深夜3時過ぎから、総務省やテレビ局の関係幹部は大慌てで対応を協議していました。なにしろ、草なぎを使った地デジ普及CMは、全国のテレビ局127社が年間12万8000本も無償で流してきたのです。広告料に換算すると数百億円になるでしょう。そもそも、草なぎは広告会社2社のコンペの結果、タレントの黒柳徹子を退けての起用でした。好感度の高さが決め手だったのに、こんな事態になるとは」(民放関係者) 草なぎの地デジ普及CMは差し替えが決まったが、これまでの制作費や草なぎのギャラも、テレビ局や家電メーカーが払ってきたものだ。今後、新たな地デジの顔が決まるまでの空白も埋めなければならない。関係者の悲鳴は当然だが、国民の税金だってムダになる。エコノミストの門倉貴史氏がこう指摘する。「それでなくても不況の影響で地デジの普及は遅れ、今年1月時点で、政府目標とは10ポイントも開きがあります。今回のイメージ悪化で、さらなる普及の遅れは必至。麻生首相は家電エコポイントに膨大な税金を投入し、地デジ対応テレビへの買い替えを進めようとしているが、今回の騒動はすべてチャラにするくらいのダメージがあります」 エコポイントにつぎ込まれる税金は2900億円。ジャニーズ事務所は一体どう落とし前をつけるつもりか。(日刊ゲンダイ2009年4月24日掲載)

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