2009年4月5日日曜日
北朝鮮「人工衛星」打ち上げはいつか
北朝鮮国営の朝鮮中央通信は4日午前10時、朝鮮宇宙空間技術委員会の通報として、咸鏡北道花台郡舞水端里(ハムギョンプクドファデグンムスダンリ)のミサイル発射基地を指す「東海(トンヘ)衛星発射場」で試験通信衛星を打ち上げるための準備が完了したと伝え、「すぐに打ち上げる」と宣言した。 しかし、韓国の中央日報(電子版)によると、打ち上げの30分~1時間前に稼働するはずの軌跡追跡・探知レーダーが午後3時の段階で動いておらず、北朝鮮の公式メディアも午後5時現在、「人工衛星打ち上げ」の動向を伝えていない。 北朝鮮側は理由を明らかにしていないが、韓国気象庁は、発射基地付近に風速7~10メートルのやや強い風が吹き、上空の30~50%が雲に覆われていたとした。北朝鮮は気象条件を見ながら慎重にタイミングを計っているとの見方が強い。同庁によると、5日朝には天気は回復し、風も5~8メートルになる見通しという。 北朝鮮が8日までに発射に踏み切ることはほぼ確実だ。麻生太郎首相は4日、河村建夫官房長官に「明日も変わらず、しっかりやってくれ」と指示した。 河村長官は同日、首相官邸で記者団に対し「明日以降も引き続いて緊張感をもって対応しないといけない」と強調する一方、「国土に落下物がある可能性は極めて少ない。(国民には)平常の生活をしていただきたい」と改めて呼びかけた。
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