
●命を落とすこともある「風邪薬を普通の量より多めに飲んだ」 G7での大失態を薬のせいにして辞めた中川昭一前財務相(55)。周囲はみな深酒を疑い、「お酒の好きな方だから気をつけなさいと随分申し上げた」(森元首相)と呆れられていた。 もっとも、ろれつが回らずヘロヘロになるのは、風邪薬の副作用として認められているそうだ。新宿タツミ薬局の土屋隆俊・薬剤師が言う。「風邪薬を甘く考えていると大変なことになります。用量や用法を守っていても、体力が落ちていたり、肝機能や腎機能が低下していると副作用が出ます。早く治そうとして多く飲んだり、酒と一緒に服用したりすれば、さらに症状は重くなる。処方薬か市販薬かは関係ありません。最悪の場合、赤い斑点ができて皮膚がただれるスティーブンス・ジョンソン症候群で命を落とすこともあります」 風邪薬には、抗ヒスタミン剤など眠くなる成分が含まれている。そのため、眠気でフラフラになり、駅の階段から転がり落ちて救急車で運ばれるケースも多い。「十分に分かっているはずの医者ですら、薬を飲んで外来や会議を遅刻するといった失態を演じるのです。一般の人はなおさら注意が必要です」(土屋薬剤師=前出) 中川は酔っぱらい疑惑の常習者。だれに知恵をつけられたのか知らないが、筋の通った説明はお手のものらしい。(日刊ゲンダイ2009年2月18日掲載)
中川前大臣への各報道機関のニュースに見られたバッシングも漸く下火になったようだ。最初は日本のニュースではあまり問題にならなかったが、APなどの外国通信社で取り上げてから騒ぎになったらしい。それにしても外国では必要以上に行動に気をつけなければならないのに、あの厳しいバチカンで警戒線を突破して美術品に手を触れたりするのだから論外だ。大臣だから許されるということではない。
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